重陽の節句(令和4年度版)
今日は9月9日、いわゆる「重陽の節句」である。この日について、例えば以下のような説明はどうか?▲九日重陽の御祝儀、九は陽数也、故に重陽と云、九をかさぬると云心也。〇菊酒九月九日蓬餅を食ひ、菊花酒を飲む、かくのごとくすれば人をして長寿ならしむ。〇菊花酒の製法、菊花舒る時、花も茎葉もともに、黍米にまじへてこれを醸し、来年九月九日に至てとり出して、これを飲む。〈二説ともに西京雑記に見〉三田村鳶魚氏編『江戸年中行事』中公文庫・昭和56年、51頁たいがい、重陽は陽数である九が重なった日という説明がされる。そして、菊花である。季節的なこともあり、今日は「菊の節句」でもある。また、菊は永遠の象徴でもあるから、菊花酒に長寿を期待したのであった。ということで、例年の通りだが、以下には「重陽の節句」に因んだ説法などを学んでみ...重陽の節句(令和4年度版)