深田久弥編『峠』2022・ヤマケイ文庫-なんとも贅沢な峠紀行の名作たち
2022年初夏のブログです*山と渓谷社から深田久弥さん編集の『峠』(2022・ヤマケイ文庫)が出たので、ゆっくりゆっくり味わいながら読んだ。なんとも贅沢な峠紀行の名作たちである。執筆者は、田部重治、伊藤秀五郎、若山牧水、藤島敏男、寺田寅彦、小島鳥水、尾崎喜八、中村清太郎、小暮理太郎、藤木久三、冠松次郎、武田久吉、などなど、明治から昭和初期までの山歩きで名高い人々。山にはあまり詳しくないじーじでも、思わずため息が出てくるほどの豪華な顔ぶれである。そして、その人たちが、山ではなく、人里により近い峠を旅した紀行文が集まっていて、より親しみを感じる。例によって、中身にはあまりふれないが、じーじのお気に入りの文章を一つ、二つ。一つめは、伊藤秀五郎さんの「北見峠」。伊藤さんは北大教授などをされた登山家であるが、ここで...深田久弥編『峠』2022・ヤマケイ文庫-なんとも贅沢な峠紀行の名作たち
夕方、孫4号とルアー引き風があり投げ辛らそうです頑張ったがノーバイト今年は遅れているかな❔出雲縁結び空港今日は東風西からの着陸態勢孫守り
成田善弘・氏原寛編『共感と解釈-続・臨床の現場から』1999・人文書院-「共感と解釈」を学ぶ
2020年7月のブログです*成田善弘さんと氏原寛さん編集の『共感と解釈-続・臨床の現場から』(1999・人文書院)を再読しました。先日、ご紹介をした同じ編者による『転移/逆転移-臨床の現場から』(1997・人文書院)の続編です。執筆者も前著と同じ方々が、今度は、共感と解釈、という心理療法の基本に挑みます。しかしながら、前著と同じく、こちらもなかなか難しい本で、じーじなどはまだこちらも拾い読みの状態です。とりあえず、今回、印象に残ったことを一つ、二つ。まずは、松木邦裕さんの論文「言葉を超えないこと-共感から解釈へ」。松木さんはご自身の面接を提示され、そこでセラピストが考えていることをとてもていねいに正直に描写されます。それだけでも勉強になりますが、まるで自分も面接を一緒に進めているかのような気分になって、自...成田善弘・氏原寛編『共感と解釈-続・臨床の現場から』1999・人文書院-「共感と解釈」を学ぶ
山本周五郎『樅ノ木は残った』(上・中・下)2003・新潮文庫-男の生き方と哀しみを描く
2020年初夏のブログです*山本周五郎さんの『樅ノ木は残った』上・中・下(2003・新潮文庫)を久しぶりに読みました。この本を初めて読んだのは学生時代、ドラマが印象に残っていて読んだのですが(吉永小百合さんがよかったですね)、ものすごく感動をしたことを覚えています。どれくらい感動したかというと、その後しばらくは周五郎さんの小説ばかりを読んだほどで、『赤ひげ』など、そのうちのいくつかは今も愛読書です。この『樅ノ木は残った』と立原正秋さんの『冬の旅』が学生時代以来のじーじの大切な本で、少しおおげさに言うと、この2冊でじーじの生き方が決まったのかもしれな、とも思います。それくらい大切な本、改めて読んでみて、色あせることなく、やっぱり感動をさせてくれました。じーじがいうのもなんですが、周五郎さんの日本語のうまさが...山本周五郎『樅ノ木は残った』(上・中・下)2003・新潮文庫-男の生き方と哀しみを描く
今年も、関西でのココロカフェを開催することができました!いつも応援してくださるみなさん、本当に、本当にありがとうございます♡✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳…
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