田中康裕『心理療法の未来-その自己展開と終焉について』2017・創元社-個別から普遍へ
2018年のブログです*田中康裕さんの『心理療法の未来-その自己展開と終焉について』(2017・創元社)を読みました。田中さんはユング派の分析家ですが、じっくりと読むのは初めて。かなり刺激的でいい本でした。田中さんは、心理療法はその対象によって常に改定される、といいます。神経症が対象だったフロイトさんの時代は精神分析、その後、精神分析は統合失調症や境界例にも適応されて発展しますが、解離性障害ではなかなか難しくなった、と指摘されます。それは、解離性障害では、それまで当然とされた「人格」の存在があやうくなった(?)ため、といいます(雑な要約で、間違っていなければいいのですが…)。そのために、それまでの、意識と無意識からなる「人格」を当然のものとしていたそれまでの心理療法では手に負えなくなったのではないか、と考...田中康裕『心理療法の未来-その自己展開と終焉について』2017・創元社-個別から普遍へ
西園昌久『精神療法の現場から-実践力動的精神療法-西園精神療法ゼミナール3』2011・中山書店
2019年春のブログです*西園昌久さんの『精神療法の現場から-実践力動的精神療法-西園精神療法ゼミナール3』(2011・中山書店)を読みました。おもしろかったです。先日、同じ西園さんの『精神療法入門-西園精神療法ゼミナール1』(2010、中山書店)を久しぶりに再読して、勉強になるところが多かったので、同じシリーズの本書を買って読みました。この本も比較的小さな本なのですが、症例がいっぱいで、勉強になります。西園さんのていねいで、親切で、的を得た精神療法の実際が読めて、すごいです。例によって、特に印象に残ったことを一つ、二つ。まずは、このところずっと書いているような気がしますが、今、ここでの体験によって、過去の記憶が書き換えられるということ。治療者と患者さんの今、ここでの関係で、過去の記憶が書き換えられる、と...西園昌久『精神療法の現場から-実践力動的精神療法-西園精神療法ゼミナール3』2011・中山書店
椎名誠『おなかがすいた ハラペコだ。』(2019・集英社文庫)-シーナさん・たき火・ハラペコ
2019年春のブログです*シーナさんの椎名誠『おなかがすいたハラペコだ。』(2019・集英社文庫)を読む。シーナさんの久しぶりの文庫本新刊、すごくおもしろい。本書は雑誌「女性のひろば」に連載をされたエッセイで、食についての文章が並ぶ。世界中を旅行して、いろいろな食べ物を食べてきているシーナさんだけに、その文章はすごい。シーナさんは辺境の旅が多いので、そこでの食べ物も決して高価なものではないが、新鮮、素朴で、うなずけるものがたくさん出てくる。一方で、子どもたちが独立し、愛妻との二人の食事や、その愛妻も旅に出て、一人っきりでの食事も描かれる。ここではシーナさんはシーナじいじいになってしまうが(じーじと同じだ)、これはこれで楽しそうだ。総じて、シーナさんの場合、高価なものに背中を向け、身近なものの良さを再発見し...椎名誠『おなかがすいたハラペコだ。』(2019・集英社文庫)-シーナさん・たき火・ハラペコ
【発達特性のある子の就学の悩み?】LITALICO発達ナビのコラム記事ご紹介&子育て経験の中で私自身も思うところ・感じたところを書いていきます📝
こんにちは、みなさま。 臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。 現在、婚活
今日は朝から奥出雲の仕事でした途中、道の駅に寄るとこれ❕若い頃の押しは森田童子や山崎ハコジジイになってからの押しは東亜樹それが奥出雲で公演(笑)今、高校1年生魅力は澄んだ声もそうだが、ジャンルは讃美歌から戦前の歌、そして外国語まで毎日、YouTubeで1回は聴いている今回は奥出雲の歌のお披露目らしい誰が推薦したのか分からないが大当たり🎯ぜひ行きたいと思っています今日の奥出雲。夕方は黄砂が・・・東亜樹
急に暖かくなり裏の川には大量のアメンボが発生孫5号は網を持って奮闘中イチジクも新芽が綺麗❗明日は奥出雲の仕事ですそれでは明日また・・・(笑)アメンボ
【2024年4月編】当ブログ・過去28日間のトップコンテンツページ5つをご紹介!~Site Kit by Googleで調べた結果を発表~
こんにちは、みなさま。 臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。 現在、婚活
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